マスターズでランクインする方法と戦略に関する考察
お世話になってます、とろけるです。
私事で恐縮なのですが、僕は元々ドラクエが好きというモチベーションでライバルズを始めたのではなく、カードゲームが好きという角度から始めています。仲良くさせてもらっている方は知っているかもしれませんが、かなりの雑食で同時に何種類もカードゲームをやっていて、最近だと
・デュエプレ(エンジョイ)
・ライバルズ(エンジョイ)
・デュエマ(エンジョイ)
・ヴァイス(エンジョイ)
・遊戯王(エンジョイ)
・mtg(エンジョイ)
・ポケカ(ややガチ)
など実に7種類くらいのゲームを楽しんでいます。
カッコ内に真剣度合を書いているのですが、ガチでやっていると言って怒られなさそうなのはポケカのみで、これもややと書いているのは理由があり、大会の抽選が全く当たらない為調整には参加するけど大会には出ていないという形です。
前置きが長くなりましたが、正直な所いくつもカードゲームをやっているとガチでできるカードなんて精々2種類程度で全部頑張るなんてことは不可能です。
そんな中今回僕はライバルズのマスターズ部門でランクインしてみようと思い、12月と1月を使い方法を模索して実行した結果、今回それが成功したので記事にしてみようと思いました。
つまるところ
マスターズなら片手間でランクインできるからみんなやってみないか?
という記事です。
大前提
ポケモンカードゲームのビックイベント、チャンピオンズリーグ(以下CL)が12/21に名古屋で開催される予定があり、僕は抽選落ちしていたのですがチームメイトの殆どが当選or内定しており、そのメンバーとの練習会に参加することが決まっていました。
しかも環境トップに躍り出たのが僕の担当デッキであったピカゼクで、トップメタと予測されるので個人でも練習せざるを得ない状況に。
つまりライバルズをプレイする時間はほとんど無く、CLまでは寝る前に数試合するのが限界というレベルでした。
さらにCLが終わるとその予備大会であるシティーリーグが開催されるので、その調整もあり(僕はまた抽選落ち) さらに、CLを優勝したデッキがピカゼクだったのでまた忙しくなります。
つまり
1日いっぱい回すことは出来ず、1回レートを大きく落とせば巻き返すことは難しい
ということです。そういった状況で今回は挑むこととなりました。
調整仲間
今回個人の力で挑むことは難しいと考えている最中、たまたま同時期にマスターズを走り込み始めた友人2人と情報共有しながらランクインを目指すことになりました。結成秘話は省略するとしてメンバーを紹介します。時系列はわかりにくいですが、チーム結成は1月前半だったと思います。
エルエムさん
有名ギルド「首狩りギャング共」を束ねる絶対君主
1度ギルドにお邪魔させて頂いていたことと、後述するメンバーの口添えで今回デッキや戦略を共有することに。奇跡テリーの名手として知られ、マスターズでも奇跡テリーが有力候補ということでマスターズに堂々参戦。
てぃあ
元々首狩りギャング共に所属しており、普段から親交が深い仲間。アグロ系のデッキを好んでいるため普段から構築の話をしており、彼がマスターズをやっていることを知りチーム結成の話を持ちかけました。エルエムさんも彼のおかげで一緒に調整することを前向きに検討してくれました。
でも金魚の細胞で勃起するヤバいやつ。
結果として
3人のチーム「セナルアックスの汚部屋」でマスターズ「メルキド杯」に挑む運びとなりました。
環境考察
12月シーズンを使って自分なりに環境を考察していくことに。
猛威を振るうスライムアリーナ
12月シーズン末期から1月シーズンにかけて猛威を奮っていたのがグランプリには全くない「アグロスライムアリーナ」というデッキでした。
サンプルリスト
スライムアリーナには全体バフが三種類おり、特にグランプリには存在しないクイーンスライムはHPまで上昇させるため場持ちがよく、先行やブン回りは全てのデッキを薙ぎ倒し、アグゼシよりも速度が早いデッキです。
12月シーズン末期はこのデッキが幅を効かせ、全体除去や耐性を持たないミッドレンジより遅いゲームレンジを持つデッキを押さえ込んでおり、手が付けられない状態に。
そこで対抗馬に上がったのが以下のデッキでした。
・奇跡テリー(ロト、タバサ、フローラなど)
・占いミネア(ソロタバサ、タバサコイン)
・フローラトルネコ
3つのデッキの強みとして、回復や全体除去を無理なく入れられること、リーサルがそこそこ早いことが挙げられ、これらのデッキを軸に環境が形成されていきます。
アンルシアククールの増加
メタが周り、スライムアリーナが減り始めた頃、それに反比例するように増加してきたのがアンルシアククールでした。
ミッドレンジ帯のデッキに強く、また配布英雄であることなどがデッキの組みやすさに繋がり、デッキパワーも高く上振れが尋常じゃないので、強さが知られてくると一気に流行。また厳しい相性だったスライムアリーナが減少傾向にあったのも追い風に。
ラーミアゼシカの存在
マスターズ環境では雑多な環境ながら、同一リーダーでTopTierに2つ以上デッキを持つことが稀なこともあり、ランクマッチでは多くのプレイヤーが
テリー→奇跡テリー
ミネア→占いミネア
などと判断している状況です。そんな中唯一と言っていい程の例外がゼシカでした。
一定の強さと人気を誇るデッキで、アグロゼシカとラーミアゼシカが存在する為マリガン段階では判断しづらく、またマリガン基準がまったく違うためミスを誘発させやすい状態。これによりゼシカというデッキは使う段階で一定のアドバンテージが得られるということがわかりました。
まとめ
環境を考察した結果、僕が判断したTierリストが以下のものになります。(2020/2/18時点)
Tier1
フローラトルネコ 占いミネア アンルシアククール スライムアリーナ
Tier1.5
Tier2
アグロピサロ
このTierリストのデッキがぐるぐる回っているような状態。さらにマスターズは多デッキ使いが多いためGPに比べるとメタの周りが早い印象を持ちました。
圧倒的Tier1が存在しないのもその要因で、よくいえばなんでも勝てますが、悪くいえば何を使っても負けるというような印象。
上位で数名のデッキが割れている状態はグランプリと大差ないですが、前述したように多数のデッキを扱える人が多い為、頻繁にデッキを乗り換えており、ランクインする上で環境の把握やメタの状態はまず必須項目だと感じました。簡単に言えば強いデッキをひたすら回して上手にプレイするだけでは少し厳しいということです。
こういった情報を12月いっぱいはてぃあと2人で、1月前半からはエルエムさんを加えたチームで精査していきました。
戦略
今回プレイ出来る時間が少ない為、戦略は必須。いかに短期的な勝率をあげるがか問題でした。
また私は多デッキ使いでは無いので時間の関係もあり、既に使えるデッキで勝負するしかないと判断し、新しいデッキを使うのを諦めました。この段階で使えるデッキはアグロゼシカとフローラトルネコだったので、それらを軸にラダーを回すことに。
12月シーズンのランクインボーダーが2900弱なこともあり、目標は2900越え。
そこで立てた戦略が
毎日コツコツプレイして2500程度まであげておく
→アグロゼシカのポジションがいいタイミングで一気に潜り2900を目指す
というものです。
マスターズ未プレイのプレイヤーの多くは2500まで盛るのがまず難しいのではないかと思われるかと思いますが、マスターズはレジェンドランク以外のプレイヤーも多く、いわゆる「雑魚狩り」をしているだけでも2000は簡単に到達させることができます。
前述したデッキの中でも圧倒的に安定感があるフローラトルネコなどのデッキを毎日少しずつ回していくことで、どういったメタの状態でも一定の勝率を出すことを目標に設定。
多く回しすぎると上ブレ下ブレなどがある上、負けが続くとイライラでプレイングが悪くなる為、時間が無い方は目標を勝利数や「次勝ったら負けよう」のように設定するのではなく、試合数などを設定することで、大負けも大勝ちもしないようにできます。
ざっくり言えば
フローラトルネコでコツコツ盛りながらアグロゼシカが強いタイミングで一気に盛る
という戦略で臨みました
アグロゼシカが強いかどうかは、自分の体感やチームメイトの報告等から判断して潜る事に。チームメイトがいるからこそできる戦略です。
では明確にアグロゼシカが勝てる状態というのはどういう環境かと言うと、ラーミアゼシカが増加傾向にあるタイミングで、さらに増加した要因がアンルシアククールの増加だった時を想定していました。
ラーミアゼシカがアグロゼシカに不利なことは言うまでもありませんが、アンルシアククールに関しては僕自身プレイ経験が豊富にあり、自信のあるマッチアップなことから、こういったタイミングを狙っていました。
結果
毎日discordで多いデッキやデッキ案などをあげながらタイミングを待っていましたが、チームメイトの「ラーミアゼシカが増え始めた」という報告を契機にアグロゼシカを使い3時間潜ることに。
使用したリストはこちら
(デッキ案 てぃあ)
この構築の解説は割愛しますが、質問等はTwitter @torokerukun1までご連絡ください。答えれることなら答えます。
構築としては相性が良い相手に勝ち切るようにイメージされていて、軸をぶらさないようにイメージして組みました。おばけキャンドルは気持ち程度のスライムアリーナメタです。
結果として2600から2930くらいまで、12連勝であげることが出来ました。(通算12-1)
環境は予測したよりも占いミネアが多い上、上位勢に多くマッチしてしまい焦りましたが運良く勝つことが出来ました。あとは祈るのみ...と月末を待ち、
何とか77位にランクインすることが出来ました。メルキド杯は12月シーズンよりもボーダーが高く、思ったより順位が伸びなかったなという印象。
総括
順位はよくありませんが当初の目標であった「マスターズでランクインする」という目標は達成させることが出来ました。これもチームメイトのおかげだと思っています。
時間が無いという理由でランクインを諦める方がもしいるのなら、僕たちと一緒にマスターズをやりましょう。
実際にプレイした時間でいえばおそらく10時間も1ヶ月でプレイしていないので、それくらいの時間なら作れるよという方は、仲のいい気の合う友達と一緒にdiscordのサーバーを作ってマスターズを研究してみたらいかがでしょうか?
この記事を読んだ方とマスターズランクマッチで対戦できることを心からお祈りします。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
みんなもマスターズやろうね!